どうもフロッキーです。
僕は浪人時代に武田塾という予備校に通っていました。
武田塾というとyoutubeで幅広く情報発信していますよね。僕もyoutubeに影響されて入りました。
その結果、武田塾の内容がよく分かったので
今回は武田塾の実態が知りたい方に向けて武田塾の評価を書きます。
目次
ズバリ、武田塾の評価は?→ 行かなくてよい理由
正直行かなくて良いと思います。特に入試まで1年を切った大学受験生にはおすすめできません。
行かなくてよい理由は「武田塾でしてもらえることは,ほとんど自分でできるのに高いから」です。
僕ががっかりだったのは,長文の問題,過去問対策などの込み入った話が時間がなくてほとんど講師の人とできなかった点ですね。
これなら普通にオンラインで講師の人探して,ワンツーマンで教えてもらったほうがはるかに安いし効果的です。
いまから説明しますね。
武田塾でしてもらえることはほとんど自分でできる?
僕が武田塾がコスパが悪いと思う理由として,武田塾がしてくれるサービスってほぼ自分で出来ます。これが僕が一番引っかかってるところです。
僕が実際に通っていたコースは「個別管理特訓コースL」を例にとって説明していきます。
このコースはスタンダードで、私立受験の受験生はほぼこれだと思います。
コース内容を簡単にいいますと週1回3時間で
- 宿題ペース管理
- 確認テスト
- 個別指導
の3つをしてもらうサービスです。これで月49,800円です。
それでは3つをそれぞれ説明します。
①宿題ペース管理
まずは①宿題ペース管理から。
これは志望校によって,どの参考書をどれぐらいのペースでやるかというのを決めてくれるサービスです。このような感じです↓
ただこれもマニュアル化されているので,僕ら個人に合った最適解されません。もうカリキュラムは決められています。
武田塾ホームページに書かれたことを「講師の人が紙に書いてくれる」というサービスです。
そして「次週までにこの範囲やってきましょうね~」で終了です。
慶應大学に行きたいとしたら、その時に必要な参考書はだれでも無料で調べることができます。↓のサイトです。
例えば英語で調べると
- システム英単語
- 速塾英熟語
- ネクストステージ
などなどと、武田塾に通ってやることになる参考書はすべて出てきます。
これらを自分で選んで、1週間で1日50ページやろう、と計画を立てれば武田塾に通った時とまったく同じようなことができます。
②確認テスト
次に②確認テスト。
これはさきほどの参考書をちゃんとやってきたかテストするものです。
例えば英単語帳のターゲット1900の1~200が範囲だとしたら、50問ぐらいのテストがあります。英語だけが書かれた紙を渡されて日本語訳を書きます。
- improves ___
- triumph ___
- Encyclopedia ___
・・・という感じです。これの正答率が9割だったらクリアになって次の課題は次の201~300がテスト範囲になります。
じゃあ長文などが課題の場合はどうなのか。
「参考書の問題ページのコピー」を解きます。
現代文の参考書なら長文,問題,解説があると思いますが,その問題部分をコピーしてくれたものを解きます。
でもこれって宿題とまるかぶりしてるんですよね。同じページを再び武田塾で解いて,講師の人が丸付けしてくれます。
これで合格点なら次のページに進みます。絶対答え覚えてくるやつはいますね。
どっちも例も完全に1人で出来ます。というか受験生みんなやってますよね。参考書を買ってきて,自分で解いて答え合わせする。
この当たり前の行為を講師の人がやってくれるだけです。ちょっとコスパ悪くないですか?
③個別指導
最後の③個別指導は、参考書などで分からなかったところを講師の人が質問に答えてくれます。
慶應志望だったら慶應以上の人がついてくれるはずですが,校舎によってランダムです。保証はできません。
もしかしたら慶應大学の人はいないから、上智大学の人がついたり、はたまた日東駒専の人かもしれません。
②確認テストの内容が古文の係り結びの範囲だったら、それについてちょっと質問したり古典の勉強法を聞くことができます。
これはたしかに一人では難しいですね。この塾講師の人に聞ける時間には価値があります。
しかし長文などの時間がかかるものに関しては、時間がないので回答してくれません。
参考書にはこう書かれているからこうだね、といった参考書の答えの中で分かる範囲の回答だけでした。
これって質問してる意味全くないですね。chatGPTに聞いた方がいいかもしれません(笑)
文章全体ではこのように書かれていて、この下線部は少し前のこの文章と関係があって・・・
というような詳細な解説は期待できません。
1時間の中で、国語、英語、社会など自分の科目すべての質問をしないといけないので,そんな時間はありません。
解説にこう書いてあるから、という回答なら参考書に書いてあるので自分でできると思いませんか?
実際通って偏差値はどれだけアップした?
僕の成績の伸びを書いておきます。8月から2月までの通塾でした。
現役 日東駒専に落ちるレベル
浪人 日東駒専は余裕をもって受かるが、マーチは合格点ぎりぎり
と、かゆいところに手が届かない感じ。偏差値でいうと45→55ぐらいでしょうか。
武田塾の効果もあるかもしれないが、ほぼ独学によるものだと思います。
武田塾だけでは心もとなく,結局自分でも対策する必要がありましたからね。
確かに武田塾の参考書最強説は正しいと思いますが、参考書最強説は自宅でできるのと、武田塾に通っても月5万の価値がプラスさえることはなかったですね。
じゃあ受験生はどうすればいいの?
僕が今から大学受験をするとするなら、まず「受験の叡智」という本を熟読して大学受験で何が求められているのかを研究します。
このランキングにもまとめましたが、受験生は絶対読んでおいたほうが良いです。
そして受験の叡智には、参考書や勉強方法ついて書かれているのでそれをもとに自分で計画を立て、実行します。
ただこれだけでは自分よがりで不安だと思います。
そうしたら、ココナラやツイッターを使って自分の志望校出身者の方で、大学受験についてサポートしてくださる方を探して
自分の勉強法が間違っていないか、分からないところを質問して解決しますね。
などと調べれば結構いますよ。
こっちの方が明らかに質問できる幅も広がりますし,深い話ができます。
こうすれば、武田塾の参考書最強説を利用しつつ、リーズナブルに受験勉強ができます。
余った分でカフェなどで勉強します。
武田塾のよかったところ
意見が偏るのは駄目なので、良かったところも書いておきます。
- 東大生の人が歴史の面白エピソードや勉強法を教えてくれた
- 浪人中、チューターの人と話して孤独感を紛らすことが出来た
- 自習室を使うことができた
特に、僕は東大生や青学などの講師陣にお世話になりましたが、高学歴のひとの勉強方法、基礎がしっかりしていることが分かったのは新たな発見でした。
武田塾の悪かった点 簡単にやめれない
学習管理の点でも不満点は先ほど書きましたが,最後に「簡単にやめさせてくれなかった点」も書いておきます。
当然入って2,3か月もすればこれじゃお金の無駄だなと分かってきます。
それに僕の場合は,自分で大学受験の受験日を捻出しなければいけなかったので受験前はかつかつになってしまいました。
そのため武田塾はオンラインの通学パターンもあってそっちの方が全然安い(月2万ぐらい)ので,そっちに変更したいと,教室に提出しました。
本当ならやめたかったですがね。
そうしたら
「分割でいいから今のまま通ってくれないか」と交渉されてしまいました。
つまり2月の費用を2月と3月で分割していいからというものでした。
結局僕はその条件をのんで,その武田塾校舎に最後までいました。
そして結果的に僕は第一志望は落ちて,滑り止めの大学に決まりました。
その間講師や校舎長の人から何かを言われることはありませんでした。通わな奴は用なしとばかりに・・・
もちろんこれは僕の校舎だけかもしれませんが,フランチャイズなのでどのような校舎長に当たるかなども全く分かりません。
僕のように交渉されるかもしれません。
まとめ
入りたいという人は
武田塾のWedに各教科の超具体的参考書のステップ
が掲載されているのでまずは自分で参考書最強説を実践してみるのがおすすめです。
その結果
どうしても独学では気が緩んでしまう
難関大学合格者の意見が聞きたい
というのであれば、まずは武田塾オンラインの入塾を検討してみるべきですね。
あとは高校1,2年の段階から苦手な数学だけなど、1年以上かけて通うなら慶應、早稲田が見えてくると思います。
実際に合格実績をみると、高校2年生の段階から武田塾に通って慶應早稲田レベルに合格している人は結構いますからね。
長期戦で挑んで,お金に余裕がある方はよいのではないでしょうか?