どうもフロッキーです。
この記事面白いですよね。僕もいつかこういう記事が書きたいな~と思っていました。
ついにその念願を果たす時がきました。
今回は僕が、簡単な絵本から初めてLeonardo Da Vinciという洋書を読破するまでの245冊のストーリーを語りたいと思います。
目次
簡単な洋書から英語多読をスタート 勉強期間12日間
2015/3/11~22
センター英語 96/200
19歳高校卒業
洋書が読みたくなったのは、茂木さんと苫米地さんの影響です。詳しくはこちら。
高校卒業時ぐらいから、洋書が読みたいと思うようになりました。
でも、二人ともレベルが高すぎてどうすれば分かりませんでした。かといって単語暗記とかTOEICとか、そういうつまらない勉強法はしたくありませんでした。
どうしようかな~と、いろいろ考えていると英語多読という方法を思い出しました。SSS式と言って、簡単な本から始めて難しい本にレベルアップしよう、というもの。
簡単な本なら俺でもできる!と興奮しながら洋書を読む特訓が始まりました。
実は以前に1度、英語多読に挑戦しています。その時は驕ってYL2.5ぐらいから始めて挫折しました。文章が長く、集中力が続かず読めませんでした。
英語多読のルールを無視してしまったわけです。
そこで今回は基礎に戻り、新宿の紀伊國屋でYL0.6の本から再スタート。(紀伊国屋の本の匂いを思い出します。)
この時は10冊ほど多読用の本を読みました。以下のような本です。
Nate the Great and the Big Sniff (Nate the Great Detective Stories)
この時は単純に英語だけで読めることが分かって感動でした。YL1.0などの簡単なレベルとはいえ、英語の本を始めて読破した時は嬉しかったですね。
SSS式の条件もしっかり守ってました。
- 辞書は引かない (引かなくてもわかる本を読む)
- 分からないところは飛ばして前へ進む (わかっているところをつなげて読む)
- つまらなくなったら止める (1 2 の原則で楽しく読めない本は読まない)
このまま英語多読を続けたかったのですが、当時は浪人生でした。
現役時は東洋大学を記念受験し、見事に不合格。海外大学を目指すも英語力がなさすぎて挫折しました。そんなこんなで浪人して大学受験することにしました。
そこからは仕方なく英語多読から離れて、普通の受験勉強をしました。ターゲット1900、速読英単語、DUO3.0などをやりました。まったく面白くともなんともありませんでした。
早く英語多読を極めたかったですね。
大学在学中、ひたすら英語多読をやる 勉強期間15ヶ月弱(441日間)
2016/2/28~2017/5/13
TOEIC 470
センター英語 131/200
そしてなんとか東洋大学に入学。浪人時のセンター英語は131点で、1年生の時のTOEICは470。
そこから受験勉強に邪魔されて出来なかった英語多読をやるぞ!と燃えていました。このレベルで読んでいた本は以下。
Where the Wild Things Are (Caldecott Collection)
Apollo's Gold Level 2 (Cambridge English Readers) (English Edition)
Long-ago Stories of Japan vol.1 日本昔話1 桃太郎ほか ラダーシリーズ
この当時は分からなかったので、とにかく大学、地元の図書館にある紙の本で英語多読しまくりました。
- YL0-0.9を64冊
- YL1.0-1.9を45冊
- YL2.0-2.9を71冊
- YL3.0-3.9を21冊
- YL4.0-4.2を3冊
graded readerは計約204冊。ここらへんでトータル100万語を達成しました。
何か多そうですが、YL0-0.9の本1000語いかないものがほとんどなので大したことありません。YL1.0-1.9もそんな難しくないので初心者でも読めます。
この時はわからない単語は全て推測していました。今思うと、語数を稼ぐのに必死で内容はあまり覚えてませんね。とにかくなりふり構わず読んでいた感じです。
ただ今の僕ならもっと別の方法で読んでいきます。辞書なしで読める洋書では、このように簡単な本を膨大に積み上げる必要があり、量のわりに英語力はそこまでアップしませんでした。
従来のSSS式では辞書を使えないので、理解に限界がある気がします。文章を読む訓練にはなりましたが、それなら50万語ぐらいで充分だと今なら思います。
この後は、kindleやipadなどの現代の最新機器を使って多読したほうが明らかに早いと思います。
唯一覚えてるいるのは
- Fantastic Mr.Fox
- Boy in the dress
の二つですね。やはり英語多読教本ではなく、普通の児童書のほうが断然面白いんですよね。
The Boy in the Dress: Now a Major Musical (English Edition)
ここら辺でおすすめの本は動画にまとめています。動画は↓
英語多読ではYL2.9までで100万語は読むのを推奨してます。
洋書初心者にオススメの本!英語多読100万語達成に読みたいシリーズ。
TOEIC前にholesを100ページ読む 勉強期間2週間(14日)
2018/2/22
TOEIC 615
204冊も読んだのに、あまり洋書が読めるようになってないな〜と落ち込み、11ヶ月ほど英語多読から離脱。
初心者の辞書なしで読める本というのは、どうしても単調な文章になります。ビジネス書をガンガン読みたかった僕は飽きてしまいました。
しかしごろごろしていると、大学で2回目のTOEICの試験が迫ってきました。じゃあついでに英語多読をやろうということで
holes YL4.5を読みました。詳しい内容は以下の記事で。
この時からはipadの辞書を使い始めました。さすがにまた辞書なしでも読める多読教本を読む気にならなかったので、背伸びしてでも児童書を読もうと思いました。
今思うと、この攻略法は当たったと思います。内容は8割理解でしたが、すごく楽しかったです。
2週間ほどで100ページ読破して、TOEICを受けたら615点でした。ここら辺から時間があればTOEICもっと解けるな、という感覚になってきました。文章や質問自体はそんな難しくない、と。
茂木さんが言っていた、大学受験レベルで勉強している奴は伸びない!という意味が少しわかった気がしました。
英語を極めるなら、TOEICとか大学受験じゃなくて、大人のビジネス書100冊読破するぐらいの高い目標を置くべきだと思います。
ボキャビルと英英辞典を使って洋書を読む 勉強期間16ヶ月(488日)
2019 8/30~2020 12/29
TOEIC 720
大学3年時に中退します。そもそも滑り止めでギリギリ受かったところだったので、浪人生は皆無で居心地が悪かったのと、授業というスタイルが合いませんでした。
そこからまた色々あったんですが、やっと一人暮らしが落ち着いて、本格的に英語多読を開始します。
ここら辺では、YL4.0レベルを14冊読みました。具体的にはここら辺の作品です。
Finn Family Moomintroll (Moomins Collectors' Editions)
当時読んだ本の書評やTOEICで720点取る方法は動画にまとめてます↓
パディントン、英語多読用の本など洋書を読破。英語雑談。2019/11/03
英語多読でTOEIC720点。洋書を読んでTOEICスコアあげる方法。2019/09/29受験。
この14冊を終えて、TOEICを受けたら720点でした。100点単位で上がってますね!
この期間は書きたいことが多いので、目次を分けます。まずはボキャビル編です。
ボキャビル編 英和辞典と英英辞典 2020/1 ~ 3月
洋書自体面白いのですが、完璧には読めてはいないことが気になりました。
何が足りないのか色々模索した結果、語彙力不足ではないか、という仮説を立てました。
そして一番最初に思いついたのがロングマン英英辞典の赤字のみを通読する方法。ロングマンの説明は優しい英語だし読めるだろうと思っていました。
しかし、結論的にはA-Gぐらいまでの赤字を読んで挫折。理由としては、ロングマンは説明型の辞書なのでいちいち長いんですよね。
私的に、英英辞典には説明型と簡潔型があると思っています。これも別記事にまとめますが、とにかくロングマンは丁寧すぎて、いちいち説明が長くとても全部読み切れないんですよね。
次の方法を模索しました。すると英語上達マップが出てきました。そこの著者は英和辞典を7回ぐらい通読して洋書が読めるようになったそう。
じゃあ僕もやってみようということで、色々な英和辞典を買いました。
- ワードパワー英和辞典
- ニューヴィクトリーアンカー英和辞典
- プチパル英和辞典
- 究極英単語レベル3,4
しかしどれもしっくり来ませんでした。唯一いいかなーと思ったのはプチパル英和辞典。
それは約14,000語が掲載されていて通読するのにちょうど良いんです。僕も1回だけ通読できました。
ただ、そもそも前提をひっくり返しますが、英和辞典を通じて英語を日本語で覚えるのって効率悪いと思います。というのも
日本語で覚える場合
acquisition 獲得、習得、取得物、利得、掘り出し物、入手図書
ですが、僕が嫌な点は、英語での言いかえがわからないのと、日本語の説明がわからないとその単語をまた調べるという手間が発生します。
この例でいうと、利得、入手図書がいまいちどう使うのか分かりませんね。
では英語はどうでしょう。
acquisition
1: the act of gaining especially through effort <the acquisition of knowledge>
2: something gained especially through effort <The museum’s new acquisitions>
何か必死に得てる感が伝わってきます。それに英英辞典なら例文も主要な単語全てについてます。これは単語帳としては相当贅沢ですよね。
しかも名詞ならipadでイメージ検索すればなんとなく分かりますよ!
というように英語は英語で読んでいった方が、言い換えはできるし、同意語も分かるし名詞はイメージ検索すれば良いのでメリットが多いと思います。
しかし、英英辞典の一番のデメリットは時間がかかること。ロングマンのような丁寧な辞書はとても読破できません。
じゃあもっと完結に表現されて通読に向いてる英英辞典はないのか、と探してたらあるんですよ。
その名も、Merriam-Webster’s Elementary Dictionary!
Merriam-Webster's Elementary Dictionary, New Edition, 2019 Copyright
これは 36,000語で、簡潔に表現されています。通読にはもってこいの英英辞典です。僕も1周できました。そのあとの成長ぶりは感動でしたね。
少なくとも、この英英辞典を通読した後はほとんどの単語が見たことがある、という感覚になります。
もちろん思い出せない単語も多いですが、この見たことあるのか、まったく初めてなのかは洋書を読む際に、相当変わってきます。
しかも再度調べたときの、理解しやすさも違いますからね。
洋書を読破しつつ、英英辞典通読してボキャビルするのはおすすめです。動画は↓
英英辞典おすすめ3冊!洋書の英単語調べる、ボキャビル用を紹介!英語を英語で学ぶ!
大人の洋書を英英辞典と一緒に読んだ 2020/1 ~ 12/29
さきほどのボキャビル編は、2020年の序盤でやりました。
そのボキャビルと並行してthe fourを調べまくって読んだりしました。
分からない単語を1つ1つ完璧に英英辞典で調べてから次にいく、という作業を250ページぐらいしました。
The Four: The Hidden DNA of Amazon, Apple, Facebook, and Google (English Edition)
1度日本語で読んだにも関わらず5割ぐらいしか分かりませんでしたが、読破した後は、何か成長を感じました。
茂木さんも赤毛のアンわからないなりに、読んでいったら気づいたらわかるようになってたそうです。
英語多読を始めた当初は赤毛のアンなんて高値の花の存在でしたが、ボキャビルをしたり洋書をいろいろ読んできた今ならできる気がして、様々な難易度の高い洋書を読み始めました。
この時の読み方は、ビジネス書はkindle paper white、児童書、小説はipad版kindleで調べながら読んでいきました。
児童書や大人用の洋書を24冊読みました。具体的にはここら辺です。
Leonardo da Vinci (English Edition)
The Exploits of Moominpappa: Described by Himself (Moomins Fiction) (English Edition)
The Everything Store: Jeff Bezos and the Age of Amazon (English Edition)
どれも完璧に読めたわけではありませんが、少なくとも大枠はつかみながら読破できるレベルにはなりました。
- ジェフベゾスの下で働くの大変そうだな。だけどその結果のkindleでこれで英語だいぶ読めるようになったから感謝はある(笑)。kindleも様々な試行錯誤の歴史があるんだな~
- ムーミンのスニフ、レモネード吐き散らかしてるww。てかアニメでスニフでかすぎだろ!
- little lord fauntleroryみたいな思いやりの伯爵は、かっこいいな(伯爵の位を受け継いだ少年が、以前にお世話になったお店のおじいちゃん、お母さんなどの悩みを自分の財産で解決してあげる話)
ここまでわかれば、あとは再読して理解を深めるだけです!
洋書版sniff
アニメ版
僕の中で大きかったのは、Leonardo Da Vinciをゴリゴリ読んだことですね。
当然わからないところはまだまだあったのですが、the fourのように読み進めました。すると30%を超えたあたりから急に内容が分かるようになってきました。
- どれだけお金を積まれてもつまらないことはやらない
- 世界の成り立ち、人体の構造、水と血流を比較するといった、様々なもの類比して、好奇心のままに世界を見ていた
などなどleonardの人物像が分かり、読む前に想像していた理論的な天才というイメージは完全に崩れたところが面白かったですね。
the four , leonardを読破したあたりから、英語がかなり読みやすくなった感じです。
この記事を書いている2020/12/30日はhistoryというちょっと難しめの洋書をkindleで読んでます。YL7.5ぐらいですかね。29%まできました。
単語はすべて英英辞典を使いますが、1文が分からない場合は翻訳機能を使いながら読めばかなり理解した状態で読むことができます。
実は、先まで紹介した洋書245冊はすべて英語のみで読んでいました。ただここにきて、そこまで英語のみにこだわる必要もないことに気づきました。
この方法で、すべて読み直せば95%ぐらいの理解で読むことができ、日本語の本とほど同レベルに楽しめると思います。
今後は再読しつつ、新たな洋書を100冊ぐらい読みたいと思います。
まとめ
今思うとはじまりの時、想像していた自分の姿になれている気がします。
大学受験を失敗したりして英語多読に疑問を抱いた時もありましたが、続けてきてよかったと思います。
この専門ブログでは、具体的な洋書の読み方などもバンバン紹介していきたいと思います。
高校生時の僕のような方に参考になれば幸いです。