どうもフロッキーです。
スクールデイズという作品がある。
フジテレビの特別番組で市川紗椰さんが切ないアニメランキングで紹介していたが、
まあよく紹介できたなと感心した。
あのカンニング竹山が悶絶、スタジオからは悲鳴が上がる。
完全に放送事故だが、僕は市川さんのアニメ選択のセンスと勇気を褒めたたえたい。
その市川さんについてはこちら
市川紗椰がアニメオタクでやばい4つの理由|地上波でスクールデイズを紹介(笑)
さて、そんなスクールデイズには様々な感想があると思う。
この作品は男女の人間関係に関わるあらゆる事柄の在り方について視聴者に問いかける。
浮気性の伊藤誠
まずこの問題だ。主人公の誠がとんでもなく浮気性だ。
女性がハニートラップを仕掛けたら100%引っかかる、快楽で出来たような人間だ。
言葉が好きだといったと思ったらいっしょにいて楽な世界がいい。
世界が好きと思ったら、巨乳の言葉もやっぱいい。
それで二人との関係がうまくいかなくなったら、クラスの女子に片っ端から手を出す。
こんなに芯が定っていない主人公もなかなかいない。
しかし仮に誠のようにモテて、何をしてもほぼ許されるといった状況になったら
男性諸君はどう考えるだろうか。
生物学から見ても、9割の哺乳類はパートナーを作らない。
つまり交尾する相手は基本選ばない。まさに誠のようにやれる人とは誰でもやるスタンスだ。
人間から浮気という概念がなくならないのは、この生物の基本法則に人間の倫理が相反しているからだ。
だから僕は誠のような人間がいてもおかしいとは思わない。
ただし人間の倫理の最低限のラインは守る必要がある。
つまり自分の行動には責任を持つということだ。
世界に子供が出来たときなんて
「急にそんなこと言われても分からないよ!」
とまさに子供のような言い訳をしていた。加えて
「下ろすなら早いほうがいい」
と病院を紹介する始末。これは人間として最悪な選択だ。
浮気ならパートナーの人たちが許してくれれば済む話だが、子供はそうではない。
自分のわがままのせいで子供を下ろすなんてことは絶対にしてはいけない。
浮気するということ
「お前が浮気したいだけだろ」
と上の内容を読まれた方は思うかもしれない。
確かにナンパをして複数の女性をキープする方法もいいんじゃないかと思った時期もあった。
だけど今回のスクールデイズを見たらとてもできないと確信した。
そう思った一番の理由は世界がかわいそうすぎるということだ。
つまり本気で好きになった人間に浮気されるというのがどれほどつらいのかを
世界というヒロインの行動を見ることによってひしひしと感じた。
その感情を引きずりアニメを観てから2、3日は憂鬱な気分になった。
世界が嫌われる理由
ネットで世界が嫌われる理由を探してみると
自分で仲介してるにも関わらず、誘惑するところ
言葉の不遇さや刹那の人気から相対的に見て世界が嫌い
などがあった。
確かに世界は二人を引き合わせるという口実で誠に忍びよったずる賢い女かもしれない。
だけど好きになった人とお近づきになりたいと思うのは自然なことではないだろうか、と
僕は世界の肩を持ってしまうね。
女の恨み合い
次にこれ。
客観的にみると明らかに誠が悪いで片付く話なのに
なぜだが誠は責められることなく、世界と言葉が憎みあっている。
この一見不可解な現象が意外とありえるな、と思ったのは僕だけではないはず。
女性は好きになりづらいというが、一回好きになったらすごい・・・
人間の醜い部分
「誠ってそんな魅力的か~?」などといろいろ考えるのが面白い。
まあとにかく一つ言えることは、スクールデイズの賛否はあるにせよ伝説のアニメであることは間違いない。