どうもフロッキーです。
- これから5年以内でどれだけ職場や日本の社会は変わるの?
- 働き方を考えるにあたって、参考になる本が知りたい
という方に向けて、今回は僕が2019年に読んでおすすめな未来予想の本を紹介いたします。
どれも興味深く読める本を紹介します。動画でもまとめてます。
目次
「AI失業」前夜ーこれから5年、職場で起きること
現代社会のかかえる諸問題は人工知能と切っても切れない状況にある。
- なぜ富の格差が広がっているのか?
- なぜ非正規雇用は増え続けているのか?
- なぜ働き方改革が叫ばれるほど現代の職場は忙しくなっているのか?
- なぜ生産性をいくら上げても収入は増えないのか?
- なぜ新しい階級社会だと言われ、最下層の人数が増えているのか?
これら、今、われわれの目の前にある労働や給与に関わる社会問題・経済問題の背景には人工知能が存在し、その原因を作っている。
著者の前作の「仕事消滅」を書いたところ、反響はあったものの
「20年後の話ね、それよりも今は人手不足だ」と言われてしまうそうです。
しかしAI失業はすでに始まっていて、私達の仕事が大変な理由と関連付けて説明されています。ここ5年で大きく日本の職場は変わるとされています。
この本を読めば、人工知能が人の仕事の一部をすでに取って代わっている流れが理解できます。その流れがここ2~3年で確実に進んでいくと思います。
その未来を考える上でもおすすめの本です。
仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること
こちらの本は、人工知能が人間の職を奪ったあとの社会的な対策が気になる方向けです。
ロボットを使う企業は、人間と同じ時給分を政府に支払い、それをベーシックインカムの財源にすべきということが書かれています。
1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法
この本は「考える」ことと、2020年(オリンピック)以降の「日本の未来予想」について書かれています。
「考える」ことについては、本当に様々な角度から論じられていて勉強になります。
- 正しく問いを立てる力が低下している。21世紀の教育は「問いを問う」
- 前提を疑うことが考えること
- 頭を良くしたいなら油を変えよ(脳幹の炎症をいかに抑えるか)
- あらゆる問題は実は有機的につながっていて、問題の本質はもっと根本的なところにある
「日本の未来予想」についてもかなり洞察が深いと思います。
- 日本という単一社会は溶解し、いくつかのコミュニティに分化する。
- 仕事とは、個人の天才性を周りの環境へはめ込む作業となる。
- お金より信用を貯めよ
- 2020年に旧社会制度が機能しなくなるから、それまでは最低限社会とつながり、残りは遊んでいてよし
という面白い話がたくさん書かれいます。オリンピック後の日本が簡単に分かる画像が書かれているので、拝借します。
アフターデジタル
キャッシュレス化、デジタル化が高速に進んでいる中国の実情をみながら、アナログがデジタルに包まれる世界である「アフターデジタル」を考える本です。
いきなりそんなことを言われてもピンとこないと思いますが、
- 乗り捨てることができるシェアリング自転車
- アリペイなどのモバイル決済ツールが全土に普及している
- 信用経済・評価経済が実現されていて、加速している
などの実際の中国の情勢が、様々な具体例とともに書かれているので、とても勉強になります。
2050年 衝撃の未来予想
序盤では2050年はどのような世界かが書かれています。
- 平均寿命が120歳!
- 出勤という概念は電子化によって消滅
など、とても面白く興味深い未来予想が展開されています。
中盤では移動システムなどの飛躍的改善によって、国家という概念が希薄化すること、
サイバー国家が誕生!資本主義は通貨発行権をめぐっての対決だったという歴史と
サイバー経済圏が誕生したら、独自の仮想通貨を持つ企業「サイバー独立国」と金融資本家による巨大サイバー国の争いになるだろうという
なかなか素人には難しい話が展開されます。
そして終盤は、2050年を生き残る方法、生産性の上げ方が書かれています。
結論を書くと、リベラルアーツを学び、そのうえでやりたいことをやり、社会のニーズに適した機能を提供できる人間になれ!
とのことです。(巻末にはトランプ後の世界の行方があります。)